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【アイリッシュウイスキー】初心者にもお勧め☆滑らかでマイルドな銘柄10選+1

世界5大ウイスキーの一つ、「アイリッシュウイスキー」の特集です。名前のイメージからは想像できないような、マイルドで滑らか、軽快で飲みやすいのが特徴。日本でも手に入りやすい銘柄から、あまり見かけないものまで一気に11種類をご紹介します。呑兵衛主婦お勧めのアイリッシュコーヒーレシピも併せてどうぞ☆
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ジェムソン スタンダード アイリッシュウイスキー 700ml 40% ロゴ入りトールグラス2個付き 箱入り 正規 (アイリッシュウイスキー) レビュー
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アイリッシュウイスキー愛好家必見!1780年にダブリン市内のボウストリートで設立された、世界で最も愛されているナンバーワンアイリッシュウイスキー 1users

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入手しやすく飲みやすいアイリッシュウイスキーの入門酒


1780年にジョン・ジェムソンが製法を確立し、
ジェムソン蒸留所で生産が開始されてからすでに230年あまり。
伝統的な単式蒸留器(ポットスティル)3回蒸留方式で作られる、
古き良き正しきアイリッシュウイスキーです。

ジェムソンを作っているのはアイルランドの南端、
ミドルトンという街にある世界最大のウイスキー蒸留所。
歴史の波にもまれて閉鎖合併を繰り返したアイリッシュウイスキーの複数の銘柄を、
現在に引き継いで作り続けている「新ミドルトン蒸留所」です。

主な原料は大麦とトウモロコシ。
大麦はミドルトン近郊産にこだわり、
工場内を流れるダンガーニー川の水で仕込みを行っています。
主材料の麦芽を作る際に薫香を付けないため、
スコッチウイスキーのような独特な強い香りはなく、
とにかく香ばしくてまろやかな香りが特徴です。

スコッチやバーボンなどに親しんだ方だと、
ちょっと物足りないと感じるほど柔らかく、
ストレートでもサクッと飲めてしまうライトな味わいです。
少し水を足すと甘い香りが出てきて、
更に飲みやすく感じるでしょう。

日本でも手に入りやすく価格も高くないので、
アイリッシュウイスキーだけでなく、
ウイスキーそのものの入門酒としてもお勧めな一本です。
おすすめ度:

タラモア デュー ストーンジャグ 700ml 40度 (Tullamore Dew :The Legendary Irish Whiskey) タラモアデュー アイリッシュ ウイスキー アイリッシュコ レビュー
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素敵な陶器ボトルに入った甘くておいしいウイスキー


上のジェムソンと同じ、新ミドルトン蒸留所で作られるウイスキー。
こちらもウイスキー初心者さんにお勧めな、
穏やかで癖のないアイリッシュウイスキーです。
ジェムソンに次いで出荷量第2位を誇るメジャーな銘柄でもあります。

名前の「デュー」は「露」という意味。
かつて蒸留所があった中部オッファリー州の州都タラモアの
美しい露というイメージでしょうか。

タラモア デューも、とても飲みやすくマイルドなウイスキーです。
やや繊細で大麦の香りを感じるジェムソンと比べると、
香りにも味わいにも甘味を強く感じ、
口に含んだ時のアルコールの刺激もそれほど強くありません。
水を加えるなら、1:1(トワイスアップ)くらいまでがベスト。
氷を使って1:1のハーフロックもお勧めです。

見るからに独特な陶器のボトルは1820年代初期のボトルを復刻した物。
ガラスボトルの通常品なら1500~2000円程度で購入できますが、
せっかくなのでおしゃれなストーンジャグのショップページリンクにしました。
イギリスの有名な陶器メーカー「ウェイド・セラミック」製の容器は、
お部屋に飾っても素敵なインテリアになってくれそうですね。
おすすめ度:

ブッシュミルズ アイリッシュ ウイスキー 40度 700ml ウイスキー 箱無 レビュー
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世界最古の蒸留所で作られるスタンダードなアイリッシュウイスキー


ミドルトン蒸留所とは反対に、
イギリス本土、スコットランドにほど近い北アイルランドの北端に位置する
アントリム州に建つブッシュミルズ蒸留所。
その歴史は古く、今から400年以上前の1608年創業とされています。

アイリッシュウイスキーは、歴史と共に味わいを変えてきました。
大きな原因となったのが1850年代の「麦芽税」。
発芽した大麦を使用するだけで莫大な税金が課せられるようになったため、
多くの蒸留所は未発芽大麦を使ったウイスキーを作るようになりましたが、
ブッシュミルズだけは大麦麦芽(モルト)にこだわった製法を守り続けています。

口当たりは他のアイリッシュウイスキー同様、
ライトでスムーズな飲みやすいものです。
このスタンダードの特徴は、最初に感じるスパイスのような香りでしょう。
口に含むとまず、甘さよりもフルーティさを感じると思います。
他のアイリッシュウイスキーに比べると、
麦の香ばしさのようなものも感じやすいかもしれません。
後味も重くなく、スッキリと飲める飽きの来ないウイスキーです。

もしアイリッシュウイスキーを1本だけ、家に置くとしたら、
私はこのブッシュミルズを選ぶかな。
ほのかな香ばしさはストレートで飲んでも、
ハイボールやコークハイにしても素晴らしくおいしいですよ♪
おすすめ度:

キルベガン アイリッシュウイスキー 40度 700ml(正規輸入品)(3)
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アイルランド最古の蒸溜所といわれるブルスナ蒸溜所(1757年創業)の代表ブランドを復活させたもの。スムーズで飲みやすく、ライトな風味のブレンデッ 詳細を見る 1users

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最古の蒸留所のウイスキーを復刻した大人気ウイスキー


「最古の蒸留所」がまたまた出てきてしまいましたね。
最初にそのお話をば。

上に出てきたブッシュミルズ蒸留所。
その歴史は1608年からとされています。
そしてこのキルべガンを生んだ「ブルスナ蒸溜所」は1757創業。

ブッシュミルズの方が150年くらい古いじゃないかということになりますが、
実はこのブッシュミルズの1608年という年号は、
時のアイルランド王ジェームズ1世がブッシュミルズに対して
"蒸溜酒の製造ライセンスを与えた年"なのだそうです。
ブッシュミルズが実際に蒸留所として正式に登録されたのは1784年。
ということで、"蒸留所の創業記録"としては、ブルスナの方が
26年早いということになるんですね。

さて、最古の蒸留所として知られたブルスナ蒸溜所、のちのキルべガン蒸留所ですが、
1953年に操業を停止してしまいました。
このお酒「キルべガン」は、1987年創業の新しい蒸留所、
「クーリー蒸留所」が作っているキルべガン蒸留所の銘柄酒の復刻版です。

クーリー蒸留所は、イギリスのリバプールと海を挟んで向かい合う、
アイルランドと北アイルランドの調度境目付近に位置する蒸留所です。
まだ新しい蒸留所にもかかわらず、伝統的なウイスキーの復刻だけでなく
新しいアイリッシュウイスキーの開発に取り組む
“アイリッシュの革命児”です。

キルべガンはアイリッシュウイスキーのご多分に漏れず、
とても飲みやすいスムースなウイスキー。
とても軽くてのど越しもスムースなので、
アイルランドのみならず、イギリスでも家庭用として大変人気があります。
とてもきれいな淡い金色のお酒で、
かんきつ系のフレッシュな甘さを感じさせるウイスキーです。
おすすめ度:

カネマラ 40% 700ml 箱入り クーリー&キルベガン蒸溜所 正規輸入代理店品 (アイリッシュウイスキー) レビュー
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緑の大地を想わせるスモーキーなアイリッシュウイスキー!カネマラは未発芽大麦を使用せず、ピート(泥炭)を焚いて麦芽感想させるアイリッシュウイス 詳細を見る 1users

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珍しいガッツリとスモーキーな香りのアイリッシュウイスキー


ここまでご紹介してきたアイリッシュウイスキーは、
いずれも柔らかでスムースなのど越しが特徴の物ばかりでした。
しかしこの「カネマラ」だけは、ちょっと他とは違う特徴を持っています。

製造はアイリッシュの革命児、「クーリー蒸留所」です。
そしてクーリー蒸留所が革命児と呼ばれる理由の一つが、このカネマラなのです。

普通、アイリッシュウイスキーは原料の麦芽に燻煙の臭いを付けず、
しかも3回の蒸留を行うことで雑味やにおいを取り除く製法を採っています。
ところが、カネマラの原料に使われるのは
泥炭(ピート)を燃やして発芽を止め、その薫香が染み込んだ麦芽。
そう、あのスモーキーで独特な味わいで有名な
「アイラモルト」と同じような原料麦芽を使用しているのです。
蒸留も2回と一般のアイリッシュウイスキーより少なく、
従って原料や製造方法だけを見れば、スコッチウイスキーと同じと言えます。

アイリッシュウイスキーの飲みやすさのもう一つの理由に、
複数の原酒をブレンドした「ブレンデッドウイスキー」が多い、
ということが挙げられます。
特徴が違うモルトやグレーン(この辺は"まとめ"で説明しますね)を混ぜ、
よりマイルドでスムースなのど越しに仕上げてあるのです。

カネマラは、同じカネマラの熟成年数が違うものをミックスした、
シングルモルトです。
4年、6年、8年と年数は違え同じ酒ですから、
その特徴は濃縮されこそすれ薄められることがありません。
それがこのカネマラの、アイリッシュウイスキーにおいては異端とも言える特徴を
更に高めていると言えるでしょう。

さてそのお味ですが、ウイスキーに親しんだ人なら
"これは旨い!"と唸るのではないでしょうか。
アイラモルトのようなはっきりとしたピート香を感じますが、
それほどのオイリーさ(まったりとしたオイルのような口当たり)はありません。
アイリッシュ特有のさわやかさがあって、
スモーキーながらさらりと飲めてしまうウイスキーです。
もしアイラモルトやスモーキーなスコッチがお好きなら、
飲み比べをしてみると面白いと思いますよ。
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グリーンスポット 700ml
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商品番号:1020018ミッシェル&サン社のためにジェムソン蒸留所がボトリングをしました。スパイシーかつミンティ、非常にこくがあり長いフィニッシュ 詳細を見る 1users

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出荷量限定で希少価値のあるベスト・アイリッシュ


最初の方に出てきた、新ミドルトン蒸留所で作られるアイリッシュウイスキー。
アイリッシュウイスキーだけに見られる「シングルポットスチルウイスキー」という
独特な製造法で作られたウイスキーです。
(シングルポットスチルウイスキーについては"まとめ"で説明します)

現在販売されているウイスキーの中で、
シングルポットスチルを使用しているのは、
この「グリーンスポット」と次に出てくる「レッドブレスト」だけ。
伝統的な製造法の、希少なアイリッシュウイスキーなのです。

アイルランドの首都、ダブリンのワイン商「ミッチェル&サン社」が
新ミドルトン蒸留所に昔ながらのレシピで委託注文をしているグリーンスポット。
アイリッシュウイスキー好きにファンが多いお酒で、
8年熟成と熟成期間はやや短めなものの、
その分清々しい香りと滑らかな口当たりが特徴です。
後味もさわやかさが長く続く、とても優れたウイスキーだと思います。
バーなどでもあまり見かけないお酒なので、興味があればぜひ。
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レッドブレスト 12年 40/700 [4500]【楽ギフ_包装】【楽ギフ_のし宛書】
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グリーンスポットとともに数少ないピュア・ポットスティル・アイリッシュウイスキー。3階蒸留、12年以上の熟成です。実店舗と在庫を共有している為、 詳細を見る 1users

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濃厚なのに淡麗な力強いアイリッシュウイスキー


同じく新ミドルトン蒸留所で作られる、シングルポットスチルウイスキー。
こちらは12年熟成とやや長め。

名前の「レッドブレスト」は、胸のあたりが赤い
ヨーロッパコマドリという小鳥のことだそうです。
よーーく見ると、ボトルネックに巻かれたラップにも
コマドリが描かれているんですよ。

軽く飲みやすいアイリッシュウイスキーの特徴はありながら、
舌に触れる感触はややオイリーです。
味わいはバニラやハチミツに例えられる甘味があり、
飲み込むとオレンジピールのようなほのかな苦みが残ります。
一般のアイリッシュウイスキーと比べると濃厚な感じを受けるウイスキーです。
とても柔らかい花のような香りを持ちつつ、
深みがある独特な味わいの美味しいアイリッシュウイスキーです。
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容量:700ml 度数:40% モルト香豊かなシングルモルト・アイリッシュ・ウイスキーです。 詳細を見る 1users

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ゴール寸前の競走馬のラベルが目印のシングルモルトウイスキー


「TYRCONNELL」は「ティアコネル」、「ターコネル」、
「ティルコネル」など様々な読み方をされているようですが、
現在の輸入代理店の表記では「ターコネル」が採用されています。
ラベルに書かれた競走馬の名前が「TYRCONNELL」。
1876年のアイリッシュ・クラシックレースで100倍という高配当が付いた
伝説の名馬だそうです。

製造はアイリッシュの革命児、クーリー蒸留所です。
これもまた、すでにない古い蒸留所オールド・ワット蒸留所の銘柄酒でしたが、
1988年にクーリー蒸留所が銘柄を買い取って復刻した物です。
アイリッシュには珍しいシングルモルトで、
樽の特徴が良く出ていると言われるウイスキーです。

香りはあまり強くありません。
深く吸い込むと、フルーティな中にかすかに樽の香りを感じることができます。
加水すると香りが立ち、華やかなフルーティさが強くなります。

アイリッシュウイスキーの中ではかなり辛口な方ではないでしょうか。
舌にピリッとかすかな苦みを感じますが、スコッチのようなキツさはありません。
あくまでも"アイリッシュにしてはドライ"という程度なので、
飲みやすいことには変わりありません。

競馬好きな人に贈れば、話の種にもなり一石二鳥ですね。
個人的にはトワイスアップ(常温の1:1の水割り)がお勧めの飲み方です。
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お中元ギフト お土産 キャンプ バーベキューに最適!◇アイリッシュウイスキー※ご注文前に下記「ご注意事項」を必ずお読みください。 詳細を見る 1users

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アイリッシュウイスキーの中でも特に飲みやすい一本


世界の4大ウイスキー(スコッチ・バーボン・カナディアン・アイリッシュ)の中で
最も飲みやすいと言われるアイリッシュウイスキー。
その中で特にソフトで飲みやすいと言われるのが、
この「パディ」です。

ちょっと変わった名前ですが、これ、人名です。
元々は、今はなき「コーク蒸留所」が1779年から作っていた
「Old Irish Whisky」という名前のお酒でした。
それをパブを回って売り歩くセールスマンの「パディ・フラハティ」さんが、
非常に上手に売り込みをかけて「パディの酒」と呼ばれるようになったのにちなんで、
1913年からこの名前に変わったのだそうです。

大麦以外の雑穀を混ぜて作る「グレーン」の比率が50%と多目で、
そのためクセがなく飲みやすいウイスキーに仕上がっています。
アイリッシュ独特のスパイシーな香りもあり、マイルドで甘みを含んだ、
アイリッシュウイスキーの入門酒としてお勧めできる一本です。
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パワーズ・アイリッシュ 700ml
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アイリッシュ・ウイスキー 生産国 アイルランド 内容量 700ml 分類 アイリッシュ アルコール度数 40% 商品説明 1791年ダブリンで創業のジョンパワー 詳細を見る 1users

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麦の旨味が濃いアイルランドで一番ポピュラーなウイスキー


日本でもアイリッシュウイスキーの人気がじわじわ上がり、
バーなどでは複数の銘柄を飲み比べられるようになりました。
その中ではあまり目立たず、酒屋でもほとんど見かけない「パワーズ」。
ところが、地元アイルランドではもっとポピュラーで人気だと言いますから
わからないものです。

上でご紹介したパディが柔らかさを売りにしているとすれば、
パワーズはアイリッシュウイスキーにしてはしっかりした味わいの
ヘビーなタイプです。
ミドルトン蒸留所のシングルポット原酒が70%、
グレーンが30%となっており、「力強くスパイシー」と評されます。

ボトルネックのところのラベルをよく見ると、
3羽のツバメが描かれているのがわかりますか?
これは、飲み込む(英語でswallow)を
ツバメ(The swallow)にかけた洒落だそうです。
3羽描かれているのは、"パワーズは強い酒だから3口かけて飲め"ということですって。

とは言えスコッチやバーボンを飲みなれている人なら、
それほど構えることはありません。
アイリッシュらしく香りはとても柔らかで、
麦の旨味をはっきりと感じることができるウイスキーです。
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ヘネシー ナジェーナ 700ml (OLD)
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創業者R・ヘネシーが祖国のアイルランドを想い、輸入して作った幻のアイリッシュウイスキー。かすかに琥珀がかった黄金色、なめらかな優しい口当たり 詳細を見る 1users

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参考商品:望郷の渡り鳥ヘネシーが作った幻のアイリッシュウイスキー


この一本だけ値段が段違いなのには理由があります。
すでに作られていない終売品であり、
オークションでも価格がうなぎ上りの、
やがては幻になってしまうウイスキーだからです。

ヘネシーという名前は、酒好きならずとも聞き覚えがありますよね。
あの有名なブランデー・コニャックを作るフランスのヘネシー社のことです。
このアイリッシュウイスキーは、7代目のジール・ヘネシーが
初代リチャード・ヘネシーへの尊敬と望郷の思いを込めて作った物なのです。

アイルランドの苦難の歴史の中でも名高い、
18世紀初頭のイングランドによる圧制時代。
自由を求めて祖国を逃れ、フランスへと渡った人々のことを、
ゲール語で「ナジェーナフェイン」(渡り鳥)と呼びました。
その中に、R・ヘネシーがいました。

1750年にフランス、コニャック地方に外国人近衛兵として赴任したヘネシーは、
帰国することなくそのままその地に留まって、コニャックの製造を始めます。
最高級で名高いコニャックを世に送り出し続けるヘネシー社は、
元々はアイルランドからの悲しい渡り鳥だったというわけですね。

ヘネシー ナジェーナの原酒を作っていたのは、クーリー蒸留所。
アイルランドの大麦に地元クラン川の水を使い、
仕込んだ樽の中から厳選した原酒だけを選んでバッティングした、
ヘネシー社の卓越した技が細部にまで行き届いた逸品です。

何しろ15年以上前に製造が終了しているウイスキーなので、
今やバーなどで見かけることもほとんどないと思われます。
丁寧に作られたアイリッシュと、ヘネシーの上品さを兼ね備えた味わい、
もし巡り合えたら、是非味わってみてください。

今後ますます高騰することは間違いないので、
おサイフに余裕があってウイスキー好きなあなた、
お一ついかがですか☆
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まとめ



アイリッシュウイスキーとはどんなお酒?


世界4大ウイスキーの一つ、アイリッシュウイスキー。
他の3つ、スコッチ・バーボン・カナディアン
(ジャパニーズを加えて5大とする説も)と比べると、
私たち日本人にはあまりなじみがないお酒かもしれません。

アイリッシュウイスキーの故郷アイルランドは、
ススコッチウイスキー発祥の地スコットランドと並んで、
最も古い蒸留酒の産地と言われています。
かつては世界のウイスキーの60%のシェアを占め、
世界中で愛飲されていたアイリッシュウイスキーは、
しかし歴史に翻弄されたお酒でもあります。

20世紀初頭まで世界を席巻していたアイリッシュウイスキーが急激にその勢いを失ったのは、
1919年に施工されたかの有名なアメリカの「禁酒法」がきっかけでした。
アイリッシュウイスキーの主力輸出先であったアメリカで、
一切の酒が売れなくなってしまったのです。
この時期だけで、輸出に依存していた多くの蒸留所が
閉鎖の憂き目を見ることになりました。

禁酒法時代に、粗悪な密造酒がアイリッシュウイスキーを騙って売られたことも
アイリッシュの名声を地に貶める結果を招きました。
その悪名を晴らす間もなく、続くアイルランド内戦とイギリスからの独立運動。
独立の報復として行われたイギリス市場からの締め出しが、
弱りはてたアイリッシュウイスキーに追い打ちをかけることとなり、
最盛期にはおよそ2000あったと言われる蒸留所も、
1980年には「ミドルトン」と「ブッシュミルズ」の2つを残すのみなってしまいました。

その後1987年に、事態を憂えた国による政策の結果「クーリー」が、
2007年には「キルべガン」が操業を開始し、
2017年現在では4つの蒸留所がアイリッシュウイスキーを作っています。

アイリッシュウイスキーの製法と特徴


スコットランドと非常に地理的に近い位置にあるアイルランドですが、
スコッチとアイリッシュはその特徴がまったく違います。
アイリッシュウイスキーの定義は、このように定められています。

・木製の樽で熟成させること
・国内(アイルランドお呼び北アイルランド)で3年以上熟成されたもの

そのほか製造方法についての定めがいくつかありますが、
「スコッチ・ウイスキー規則」で厳しい制限が課せられたスコッチウイスキーと比べると、
かなり緩めな基準になっています。
例えば樽の容量やアルコール度数、添加物の有無などについては
目立つ規制はないようにも見受けられるのです。

これは、そもそもアイリッシュウイスキーの製造方法にも
大きく由来していると言えるかもしれません。
アイリッシュウイスキーは、原料や製造方法によって
いくつかの種類に分けることができます。

【モルトウイスキー】
大麦の麦芽だけを使い、単式蒸留器(ポットスチル)で
2回ないし3回の蒸留を行った物。
(スコッチウイスキーと同じ製造方法)

【ピュアポットスティルウイスキー(シングルポットスティルウイスキー)】
アイリッシュの伝統的蒸留法と言えますが、
現在この方法で蒸留を行っているのは「ミドルトン蒸留所」だけです。

大麦の麦芽(発芽した大麦)だけでなく、未発芽の大麦を配合するのがポイント。
かつてはオート麦、小麦、ライ麦なども配合していましたが、
現在作られているものの原料は、大麦のみにだそうです。

ポットスチルで3回蒸留を行うのが、ピュアポットスティルの特徴。
麦芽(モルト)は水あめの原料になるくらい糖度が高いですが、
未発酵の大麦を混ぜることで麦本来の甘さを抑えて引き締まった味わいが加わり、
他に類を見ないアイリッシュ独特のオイリーな風味が生まれます。

【グレーンウイスキー】
大麦麦芽にほかの穀物、トウモロコシなどを混合して作られるウイスキー。
連続式蒸留器で蒸留されるため雑味や香りが抜け、
マイルドで癖のない味わいに仕上がります。
そのままでは特徴がなさ過ぎて面白みに欠けることが多く、
主にブレンデッドウイスキーの原料として使われます。

【ブレンデッドウイスキー】
モルトの原酒とグレーンの原酒を独自の配合で混合した物。
ブレンドの原酒や比率によって様々な味わいのウイスキーが生み出されます。

スコッチをはじめとするほかのウイスキーにはない製法としては、
ピュアポットスチル(シングルポットスチル)が挙げられるでしょう。
なぜこんな作り方をしているかというと、
1800年代に麦芽(モルト)に高額な税金が課されるようになったからだとか。
モルトの量を減らして発芽しない大麦を加えることで、
生産コストの節約を計ったのです。
現在のピュアポットスチルも、モルトは糖化に必要な分のみ少量で、
後は未発芽大麦を使っているという話を聞いたことがあります。
アイリッシュウイスキーだけが持つ独特の味わいが
税金節約から始まったなんて、ちょっと面白いですよね。

リストの中でも出てきていますが、
アイリッシュウイスキーの特徴は、とにかく柔らかく飲みやすいことです。
大麦を発芽させる際に香りの強い泥炭(ピート)を使わないため、
薫香は弱くて麦の持つ本来の味わいがより引き出されます。
3回の蒸留を行うことで雑味が抜け、
非常に滑らかな味わいになります。
アイルランドのバーではアイリッシュウイスキーはほとんどが
ストレートでそのまま飲まれているそうです。

強い香りやクセがないためウイスキー初心者でも飲みやすく、
甘味が強くて香ばしさもある美味しいお酒です。

アイリッシュウイスキーお勧めの飲み方は?


まろやかで飲みやすいアイリッシュウイスキーの中でも、
モルトとグレーンを合わせたブレンデッドウイスキーは、
そのまま飲んでも飲みやすいお酒です。
アイリッシュウイスキー全般に言えることですが、
ウイスキー慣れした人なら、ストレートがお勧め。
口当たりはマイルドでやや物足りなさを感じるかもしれませんが、
奥から立ち上がる麦本来の味わいと、
ピリッとしたスパイシーな香りは病みつき間違いなしの美味しさです。
他のウイスキーと比べるとクセがなく、
水割りやハイボールでも美味しく飲むことができます。
最初は1:1の水割り、トワイスアップが良いでしょう。

家でも簡単に作れるアイリッシュウイスキーを使った代表的なカクテルを
いくつかご紹介しておきましょう。

【アイリッシュ・クーラー (Irish Cooler)】
アイリッシュウイスキー:60ml
プレーンソーダ:適量

氷を入れたグラスにアイリッシュウイスキーを注ぎ、
プレーンソーダを上まで満たします。
軽くステア(クルクルとかき回す)したら、
レモンの皮を軽く絞って出来上がりです。
簡単なレシピですが、どの銘柄でやっても美味しく呑める基本レシピ。
銘柄ごとの味わいがわかりやすいので、飲み比べにも最適です。

【アイリッシュ・コーヒー】
アイリッシュウイスキー:30ml
砂糖:1スプーン
ホットコーヒー:適量
生クリーム:適量

グラス(またはカップ)に砂糖を入れ、
容器の7分目くらいまでホットコーヒーを注ぎます。
アイリッシュウイスキーを加えて軽く混ぜ、
最後に生クリームを浮かべます。
バリエーションが豊富で、クリームの泡立て方や
コーヒーの種類、クリームの量などによっていろいろな味わいが楽しめます。

あまりにも有名なホットカクテル、アイリッシュコーヒーは、
昔水上飛行場でお客さんを温めるために考案されたと言われています。
寒い冬に特にお勧めですが、
コーヒー好きなら真夏にクーラーの効いた部屋で楽しむのも一興です。

私の好みは、生クリームはやや緩め(角が立たずに滑らかな状態)に泡立て、
コーヒーとウイスキーを混ぜてから、
レンジで20秒ほど温め直してからクリームを浮かべる作り方。
アツアツでしっかりホットなアイリッシュコーヒーを味わえます。

【アイリッシュ・コーヒー・バリエーション】

・アイリッシュ・コーヒー・デラックス
アイリッシュウイスキー:30ml
クレーム・ド・カカオ・ブラウン:15ml
ホットコーヒー:適量
生クリーム:適量

砂糖をクレーム・ド・カカオ・ブラウンに変えると、
「アイリッシュ・コーヒー・デラックス」というカクテルになります。
ほのかにチョコレートの風味が付き、
甘くてさらに飲みやすくなった女性にもお勧めのカクテルです。

・アイリッシュ・コーヒー・ア・ラ・カルーア
アイリッシュウイスキー:30ml
カルーア:15ml
ホットコーヒー:適量
生クリーム:適量

こちらはコーヒーのリキュール、カルーアを使ったレシピ。
コーヒー×コーヒーで香ばしさが増し、
アイリッシュウイスキーの香りが全体を引き締めてくれます。
とても甘くておいしいカクテルです。

アイリッシュコーヒーやそのバリエーションカクテルは、
耐熱のグラスで作ると見た目も美しい本格的なカクテルになります。
カフェ風に作るなら、クリームは角がピンと立つまでしっかり泡立て、
絞り出し袋で丸く絞って完成させます。
暖かいカクテルなので、寒い時期にお勧め。
意外と簡単に作れるので、ぜひ一度お試しあれ。

最後に


アイリッシュウイスキーのご紹介、いかがでしたか?
近所の酒屋さんやスーパーで見かけることはあまりありませんが、
実は女性やキツイお酒が苦手な人にもお勧めできる、
奥が深いウイスキーなんです。
古い歴史と、戦争や内乱に翻弄された過去を持ち、
さまざまな変遷を経て現代に伝わる原初のウイスキー。
あなたの酒棚にも一本、並べてみてください。

※アイリッシュでは物足りない、ガツンと特徴的なウイスキーが欲しい☆
そんな方に、「アイラモルト」8醸造所を解説したリストを作りました。
こちらもぜひご覧ください♪

http://monolog.yourguide.co.jp/yurukurage/list-18138.html


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2017/04/27   2017/05/01   コメント(0)
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