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世界ミステリー史上の傑作！初心者が読むべき海外ミステリー30選

海外ミステリーに興味あるけど、たくさんあって何から読めばいいのかわからないとお悩みではありませんか？そんなあなたへおすすめの海外ミステリーを教えます！初心者が絶対に読んでおくべき海外ミステリー30冊をまとめました。
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エドガー・アラン・ポー
539 円
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モルグ街の殺人

まずはミステリーの原点から。『モルグ街の殺人』は世界初のミステリーと言われています。
殺人事件が発生し、名探偵が推理して事件を解決するというミステリーのパターンはこの『モルグ街の殺人事件』から始まりました。

この作品に出てくるオーギュスト・デュパンは世界初の名探偵と言われています。短編なのですぐに読めてしまいます。ぜひミステリーの原点を味わってみてください！また、この作品は短編集のため『モルグ街の殺人』の他にも暗号ミステリーの『黄金虫』や心理トリックの『盗まれた手紙』も入っています。

ポーは『モルグ街の殺人』以外にも傑作をたくさん残しているので、ぜひ他の作品も読んでみてください！
おすすめ度：

アーサー・コナン・ドイル
198 円
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緋色の研究

世界一有名な名探偵と言えばシャーロック・ホームズで異論はないでしょう。現在は海外ドラマの『SHERLOCK』でリメイクされているので、小説は読んだことがなくても知っているという方は多いのではないでしょうか。

『緋色の研究』はシャーロック・ホームズシリーズの長編第一作目で、ホームズとワトソンの出会いが描かれています。この作品のトリックにはあるダイイングメッセージがカギとなります。
もちろんトリックだけでなくホームズのキャラクターも魅力的です！
おすすめ度：

ヴァン・ダイン
990 円
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僧正殺人事件

エドガー・アラン・ポー、アーサー・コナン・ドイルと比べるとやや知名度では劣りますが、ミステリー小説を語る上でやはりヴァン・ダインは外せません。『僧正殺人事件』は「見立て殺人」というトリックが使われています。

「見立て殺人」とは、殺害方法や死体に対して犯人が意図的になんらかの「見立て」をするというものです。『僧正殺人事件』では被害者が殺された状況がマザー・グースの詩「コック・ロビンの死と葬い」と一致していることから探偵の推理が始まります。
おすすめ度：

エラリー・クイーン
1,034 円
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オランダ靴の謎

ミステリーには大きく分けて「トリック型」と「ロジック型」の二つがあります。エラリー・クイーンは「ロジック型」で、一つ一つの証拠から推理を組み立てていってロジカルに事件を解決するというパターンを得意としています。

クイーンの作品は前期と後期に分けられますが、前期の「謎シリーズ」の中で最も「ロジックの緻密さ」の評価が高いのが『オランダ靴の謎』です。論理パズルが好きな人はきっとハマると思います！
おすすめ度：
1,210 円
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ギリシャ棺の謎

エラリー・クイーンの「謎シリーズ」でもう一つ欠かせないのが『ギリシャ棺の謎』です。この作品は「後期クイーン問題」と呼ばれるミステリー界の大論争を引き起こしました。『ギリシャ棺の謎』の中で主人公のエラリー・クイーン（主人公の名前は作者の名前と同じなのです）が事件について自信満々に推理する中で、犯人をことごとく外していくということが起こります。

名探偵が推理を何度も外す作品は前代未聞であるといえます。
ぜひこの問題作を読んでみてください！
おすすめ度：
220 円
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Yの悲劇

エラリー・クイーン作品の中で最大の問題作と言われているのが『ギリシャ棺の謎』とこの『Yの悲劇』です。詳しく言うとネタバレになってしまいますが、ミステリー界では「操り」と呼ばれる問題が提示されています。

『ギリシャ棺の謎』とともに「後期クイーン問題」と呼ばれる論争を引き起こした作品なのでぜひこちらも読んでほしいです！
おすすめ度：

アガサ・クリスティ
903 円
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アクロイド殺し

ミステリーの女王と呼ばれるクリスティは数々の傑作を残しています。クリスティのすごいところは新しいトリックを次々と考え出したところです。そんなクリスティ作品の中でもとりわけ有名で問題を引き起こしたのが『アクロイド殺し』です。

この作品は叙述トリックものに分類されます。叙述トリックとは小説特有のトリックで、男だと思っていたキャラクターが実は女だった、といったものがあります。ネタバレになるので詳しくは言いませんが、『アクロイド殺し』は世の中に数ある叙述トリックの中でもかなり斬新な方法を使いました。
おすすめ度：
990 円
税込、送料込

オリエント急行の殺人

クリスティのすごさは「そんなのあり！？」と思ってしまうような斬新なアイデアを作りだすところです。『オリエント急行の殺人』はそんなクリスティ作品の中でも、一番奇抜で誰にも真似できないトリックが用いられています。

あまりにトリックが奇抜かつ斬新すぎるので、他の作家が使ったらどうアレンジしてもクリスティの真似だと言われかねません。
おすすめ度：
836 円
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そして誰もいなくなった

『そして誰もいなくなった』はクリスティの代名詞的な作品です。ネタバレはせずに作品のあらすじを紹介すると、孤島から出られなくなった十人が一人ずつ殺されていく、という作品です。そして最後には題名通り誰もいなくなってしまいます。

誰もいなくなったのなら、じゃあ誰が犯人なの！？と気になりませんか？ぜひ本作を読んで確かめてみてください！
おすすめ度：

ジョン・ディクスン・カー
1,078 円
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火刑法廷

ジョン・ディクスン・カーは「密室の王者」とも呼ばれています。ジョン・ディクスン・カーの作品には不可能犯罪（密室など不可能な状態で犯罪を行うこと）がたくさん出てくるので、解決が難しいと思われる事件の真相が徐々に明らかになっていく楽しさがあります。

そんなカー作品の中で最も有名なのが「火刑法廷」です。こちらはトリックだけでなく怪奇小説的な趣もあります！
おすすめ度：
814 円
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皇帝のかぎ煙草入れ

こちらは殺人の目撃者が、殺人の嫌疑をかけられてしまうという変わった作品です。
主人公のイブのところに、離婚した前夫のネッドがやってきて復縁を迫るところから話は始まります。

ネッドに出ていくよう訴えていると、窓から向かいの家のトビーの父親が殺害される場面を目撃してしまいます。ところがその後、状況証拠からイブが殺人の嫌疑をかけられてしまう……。どうやってイブが嫌疑を晴らすか、というところが見どころです！
おすすめ度：
1,078 円
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ユダの窓

『ユダの窓』はジョン・ディクスン・カー作品の中でも数少ない法廷ものであり、そして密室ものでもあるという傑作です。主人公のジェームズは婚約者の父親であるエイヴォリーに招待されるところから話は始まります。

ジェームズが書斎に入っていくと壁にはアーチェリーの矢がかけられていました。ジェームズはエイヴォリ―に薦められて酒を飲むと、意識を失ってしまいます。目を覚ますと、床には胸にアーチェリーの矢が突き刺さったエイヴォリーの死体がありました。ドアや窓は完全に内側から閉められており、部屋は完全な密室状態だった……。

完全な密室でエイヴォリーはどのようにして殺害されたのか？ぜひ読んで確かめてみてください！
おすすめ度：

ウィリアム・アイリッシュ
1,078 円
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幻の女

世界のミステリー小説ランキングでは常にトップ5位以内に入るほどの傑作です。雰囲気がお洒落なミステリーとして知られています。主人公のスコットはある日、バーで奇妙な帽子を冠った女と知り合い、一緒にブロードウェイの劇場に行くところから話は始まります。

スコットが劇場から帰宅すると、妻が殺害されていました。その後スコットは殺人の嫌疑をかけられますが、帽子を冠った女と一緒にいたことからアリバイを主張します。ところが女を目撃したはずの証言者たちは女を知らないと証言し、スコットは有罪判決を受けてしまう……。

帽子を冠った女はスコットが見た幻だったのか！？
世界ミステリーの傑作をお楽しみください。

F・W・クロフツ
1,034 円
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樽

ミステリーのトリックの中には「アリバイ崩し」と呼ばれるものがあります。
西村京太郎のシリーズが有名ですが、時刻表をもとに犯人のアリバイを崩していくというジャンルです。

クロフツの『樽』はアリバイ崩しの古典です。
列車の時刻表から犯人が作り上げた緻密なアリバイを見破ります。
地図を見ながら探偵と一緒に推理すると楽しめます！
おすすめ度：

ガストン・ルルー
1,078 円
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黄色い部屋の秘密

真夜中に令嬢の寝室から助けを求める声が響くところから話は始まります。父親たちが部屋を破って入ると、令嬢は床に倒れ、部屋は荒らされていました。そして黄色い壁には血に染まった手形がついており、部屋は完全な密室で犯人の姿はどこにもありませんでした。

密室といえばジョン・ディクスン・カーだけではありません。
『黄色い部屋の秘密』も密室ものの傑作です！
おすすめ度：

アントニイ・バークリー
880 円
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毒入りチョコレート事件

ミステリーには「多重解決もの」と呼ばれるジャンルがあります。一つの事件について複数の探偵が順番に推理を披露していくというものです。どの推理ももっともらしいので、読んでいるうちにどれが真相なのか読者にも判断できなくなってしまいます。

真相が一つしかないというのが本来のミステリーの方法ですが、この「多重解決もの」は本来のミステリーの方法からは外れています。読者を迷宮に誘う「アンチ・ミステリー」とも言われており、日本では『虚無への供物』が有名です。

ぜひ一度「アンチ・ミステリー」の世界を体験してみてください！
おすすめ度：

アイラ・レヴィン
1,013 円
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死の接吻

第一部では主人公が恋人のドロシーを殺害します。
ここでは主人公の名前は明かされず、第二部以降では恋人の姉が登場し、事件の真相に迫ります。妹を殺したのは一体誰なのか？

話が進むにつれて容疑者となる男が複数出てきますが、二転三転していくので誰が犯人なのか容易にはわかりません。ミステリーを読んでいても先の展開がわかってしまうと面白くない方にはおすすめです！
おすすめ度：

ジェフリー・ディーヴァー
202 円
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ボーン・コレクター

アイラ・レヴィンの『死の接吻』では話の展開が二転三転すると紹介しましたが、ジェフリー・ディーヴァーの『ボーン・コレクター』も同じ路線の作品です！『死の接吻』は一九五三年に発表されたので古典ですが、『ボーン・コレクター』は一九九七年なので現代の作品です。

現代の作品の方は古典作品と比べて話が長くなる傾向がありますが、その分『ボーン・コレクター』は厚生が緻密で何度も読者を驚かせます。ドキドキハラハラする話が読みたい方、意外な展開に驚く話が読みたい方におすすめです！
おすすめ度：

トマス・ハリス
649 円
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羊たちの沈黙

『羊たちの沈黙』というタイトルは見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
原作の小説よりも映画によって大変有名になった作品です。映画の方はハンニバル・レクター博士を演じるアンソニー・ホプキンスの演技が印象的な作品でした。

実は『羊たちの沈黙』はレクター博士シリーズの二作目なのです。一作目は『レッド・ドラゴン』という作品で、主人公も違います。『羊たちの沈黙』の主人公はクラリス・スターリングという作品です。精神異常者が起こした猟奇殺人を解決するために、同じく精神異常者の犯罪者に推理の手がかりを与えてもらう、というアイデアはこのシリーズから始まりました。
おすすめ度：

ダシール・ハメット
922 円
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ガラスの鍵

ミステリーはもともと謎解きのジャンルとして生まれましたが、名探偵が推理して事件を解決する「本格推理もの」とは別のジャンルが存在します。それが「ハードボイルド」と呼ばれるジャンルです。ハードボイルドは推理よりも探偵の行動を描くことを重視します。

文体やセリフがお洒落なのもハードボイルドの特徴です。そしてハードボイルドの元祖と言われているのがダシール・ハメットです。『ガラスの鍵』はダシール・ハメットの最高傑作と名高い作品です。
おすすめ度：
1,550 円
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血の収穫

ハードボイルドは推理よりも行動を重視することから、バイオレンス要素の強い作品が多いです。『血の収穫』はダシール・ハメット作品の中でも最もバイオレンス要素の強い作品です。主人公の探偵が街を牛耳るマフィアたちを裏で操り、互いに抗争させて潰し合わせるという話です。

バイオレンス要素のある作品が苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、グロテスクなシーンはないので安心してください。
おすすめ度：
814 円
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マルタの鷹

ダシール・ハメット作品の中で一般的な知名度が最も高いのが『マルタの鷹』です。
映画にもなっているので知っている方も少なくないかと思います。私立探偵のサム・スペードのもとに女性が訪ねてきて、家出した妹を連れ戻したいという依頼をしていきます。

この依頼がきっかけで莫大な価値をもつとされる「マルタの鷹」の存在に気付き、「マルタの鷹」の奪い合いが始まります。ハードボイルドは登場人物の心理描写をしないので、なにを考えているのかわかりにくいかもしれません。

しかし、好きな人にはハードボイルド特有の乾いた雰囲気がたまらないことでしょう！
おすすめ度：

レイモンド・チャンドラー
1,100 円
税込、送料込

長いお別れ

世界のハードボイルド小説に最も大きな影響を与えたのはレイモンド・チャンドラーです。
ハードボイルドの元祖といえばダシール・ハメットですが、チャンドラーがハメットと違うのはお洒落な比喩表現とセリフです。

ダシール・ハメットが報告書のように簡潔な文体で乾いた世界を作り上げたのに対して、チャンドラーは比喩表現を多用することで独特のお洒落な雰囲気を作り上げました。あの村上春樹もチャンドラーから影響を受けたことを公言しており、チャンドラーが世界の文学者たちにいかに大きな影響を与えたかがわかります。

『長いお別れ』はチャンドラー作品の中でも最高傑作と評価されています。
おすすめ度：

フレデリック・フォーサイス
924 円
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ジャッカルの日

フランスのドゴール大統領暗殺計画をテーマにした小説です。ドゴール大統領暗殺を企てる「OAS（秘密軍事組織）」が雇った殺し屋「ジャッカル」と、大統領暗殺を阻止しようとする警察の追跡を描いています。

カルロスと呼ばれる実在のテロリストも『ジャッカルの日』を愛読していたことが話題になりました。実在のテロリストや暗殺者が愛読するほどのリアリティの緻密さが売りです。
おすすめ度：

ルシアン・ネイハム
1,144 円
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シャドー81

ルシアン・ネイハムは作家というよりも作者と読んだ方がいいかもしれません。なぜなら生涯に『シャドー81』一作しか書いていないからです。『シャドー81』はルシアン・ネイハム唯一の作品ですが、ミステリー小説史上の傑作として知られています。

旅客機のうしろに戦闘機をつけることで、旅客機を「ハイジャック」するという奇抜なアイデアが用いられています。従来のミステリーでは見られない斬新な犯罪方法と、冒険小説的な趣もある傑作です。面白さは保証するのでぜひ手に取ってみてください！
おすすめ度：

ジャック・ヒギンズ
1,100 円
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鷲は舞い降りた

第二次世界大戦中にナチスの特殊部隊がイギリスのチャーチル首相暗殺を企てる話です。
ナチスは創作物の中ではたいていの場合悪役として出てくるのですが、この作品ではナチスを主人公に据えています。

しかも悪役としてではなく、自己を犠牲にして子供を救うような善人として描いているのが珍しいです。しかし『鷲は舞い降りた』の魅力はそういった珍しさや斬新さだけではなく、どのようにしてチャーチル暗殺を実行するのかというミステリー要素や冒険要素にあります。
おすすめ度：

アリステア・マクリーン
1,015 円
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女王陛下のユリシーズ号

ミステリーには冒険小説というジャンルがあります。謎解きよりも、どちらかといえばアクションシーンやサスペンスシーンが重視される傾向があります。前にご紹介したヒギンズの『鷲は舞い降りた』やネイハムの『シャドー81』もどちらかといえば冒険小説に属しています。

そして冒険小説の傑作として名高いのがアリステア・マクリーンの『女王陛下のユリシーズ号』です。『女王陛下のユリシーズ号』は第二次世界大戦中、ソ連に支援物資を送る輸送船とドイツ軍との戦いを描いた作品です。乗組員たちの壮絶な人間ドラマが見どころです！
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ジョン・ル・カレ
990 円
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寒い国から帰ってきたスパイ

ミステリーの主人公といえば名探偵と思われがちですが、スパイもまたミステリー小説の重要な主人公です。東西冷戦を舞台にした作品で、主人公のリーマスはイギリスの秘密情報部の職員。
東ドイツの二重スパイをめぐる諜報戦の話です。

同じスパイものでも、女性にモテモテで腕の立つジェイムズ・ボンドと比べるとル・カレが描いたスパイは冴えない中年でした。しかし現実離れしたジェイムズ・ボンドシリーズに対して、ル・カレが描くスパイの方が派手さはないものの、よりリアルであると言えます。
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ロバート・ラドラム
310 円
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暗殺者

『暗殺者』という作品は、『ボーン・アイデンティティー』というタイトルで映画化されているので、知っている方も少なくないと思います。ジェイソン・ボーンという記憶喪失の男を主人公にした作品で、全世界で二億部を売り上げています。

ラドラムは日本ではそれほどメジャーな作家ではないのですが、海外ではよく知られた作家なのです。『暗殺者』は記憶喪失の主人公が謎の組織に命を狙われるようになり、ヒロインとともに戦います。その戦いの過程で主人公は徐々に記憶を取り戻していきます。読者を飽きさせることがないミステリーの傑作です！
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ジェイムズ・エルロイ
1,264 円
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ホワイト・ジャズ

最後にご紹介するのが、現代ミステリー界の最重要作家と評価されているジェイムズ・エルロイです。エルロイの作品の中でも最も有名なのは『ホワイト・ジャズ』です。この作品は一度手に取って中身をパラパラとめくっていただくとその異様さがよくわかります。

=や／といった記号を多用することで、他の小説にはない文体を作り上げているのです。またエルロイの作品は登場人物が非常に多いことでも知られており、ラストの場面で複雑に絡み合った登場人物たちの相関図が明らかになる様は圧巻です。
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まとめ


一口に海外ミステリーといっても本格推理ものからハードボイルド、冒険小説と幅広いことがわかっていただけたと思います。今回ご紹介した作品はどれも文句なしの傑作ばかりですので、どれを読んでも外れはないと保証できます。

これを機会に海外ミステリーの世界に足を踏み入れてみませんか？


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2017/05/31   2017/05/31   コメント(0)
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Tags  ミステリー 推理 探偵 ハードボイルド バイオレンス 謎解き 冒険 密室殺人 アリバイ 猟奇殺人
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